
クリアレジンでサソリ
クリアレジンでサソリを造った。クリレジンはForm2でかなり改良されて、光造形で使われるレジン独特の黄色みがだいぶ引いていると思う。
京都の拠点で造ったときは小さいもので、これはかなりの透明度だったらしい。
Form2クリアレジンで様々なサンプル品を造形中です。非常に透明度が高く良い素材です。DMなどからもご注文のご相談承ります。#3Dプリンター #form2 #京都 pic.twitter.com/Sks2WHc0AG
— WorkshopDigitalizing (@yokoito_WD) August 8, 2016
勿論エタノールで洗浄したら曇ってしまうし、二次硬化のつもりでちょっと日向においてくとすぐに黄色くなってしまうけれども、それでも透明度が上がった。
と、なればクリスタルスカルを作ろうとなる。ただ問題があった。
クリスタルスカルを造形範囲いっぱいで作ると予想はしていたけれどもものすごいレジンを食う。
例えばThingiverseでいちばん有名な頭蓋骨のデータを造形しようとするとこうなる。
データ:http://www.thingiverse.com/thing:441087
プリント時間40時間はともかくとして、653mlのレジン消費。大体Form2の比重は1:1.5だからPreformの予想では完成物が979gと1kg近いことになってしまう。やってみたい。やってみたいけれども十中八九脱落する。特にこの前頭葉のラインあたり断面積が大きすぎる気がする。サポート増やしても太くしてもそれはそれでせっかくのクリスタルが台無し。
中空にしようと一瞬思ったけれども、考えてみれば中空にしてしまったらクリスタルもへったくれもない。(それはそれで綺麗かもしれないから今度作るかも)
もうちょっと大きさは大きいけど密度が低くても違和感のないものを作ることにした。
クリスタル〇〇 でデータを探して、最終的にクリスタルスコーピオンを作ることにした。
データ:http://www.thingiverse.com/thing:182363
結果は最初の写真。出来てから思ったのだけれど、これ、向きを工夫すればサポート材がそのままでも造形として違和感ないものになりそう。前々からサポート材をそのまま残す形で活用できないか考えていたから、ちょっとやってみたいと思う。